Excelの画面の左上にボタンが表示されている部分をクイックアクセスツールバーと言います。
初期状態では「保存」や「戻る」が設定されていますが、自分の好きなボタンにカスタマイズすることが可能です。本記事ではクイックアクセスツールバーのカスタマイズの方法について紹介します。
クイックアクセスツールバーのカスタマイズ方法
それではカスタマイズ方法を説明していきます。
画面上部のツールバーを左クリックして登録
すぐにでも登録してショートカットを使いたいという場合には、画面上部にあるツールバーを左クリック→クイックアクセスツールバーに追加をクリックします。
サンプルとして図形を挿入するボタンをツールバーに登録する方法を示します。挿入→ 図 →図形 で右クリックして、クイックアクセスツールバーに追加をクリックします。
アクセスツールバーに図形が登録されました。
これによって今までは図形を挿入するのに3クリック必要でしたが、1クリックでいけるようになりました。
同じ要領で、自分が良く使う機能をツールバーに登録しましょう!
しかし、この方法は簡単に登録できますが、並び替えをすることができません。追加したあとに並び替えをしたい場合には、次の章をご覧ください。
Excelのオプション画面から登録
Excelのオプション画面から登録する場合には、一括登録も可能ですし、並び替えをすることも可能です。それではカスタマイズの手順を見ていきましょう。
① トップメニューのファイルをクリックします。
② 画面左下にあるオプションをクリックします。
③ Excelのオプション画面の左側で、クイックアクセスツールバーをクリックします。画面右側にある一覧が、画面に表示されるボタン一覧です。
④ ボタンを追加したいときには左の一覧をクリックして追加ボタンをクリックします。ボタンを削除したい場合には右の一覧をクリックして削除ボタンをクリックします。どちらの作業でも最後にOKボタンをクリックします。
以下ではグラフの作成を追加しています。
⑤ ボタンの並び順を変えたい場合には、右側の一覧で対象のデータをクリックして、右側の▼▲ボタンで並び順を変えます。なお、右側の一覧で一番上にあるものが、画面上では左端に表示されます。
以下ではグラフの作成を移動してみます。グラフの作成を選択し、▲ボタンを押して一覧の一番上に移動したら、OKボタンを押します。
アクセスツールバーのグラフの位置が、左端に移動します。
クイックアクセスツールバーにはマクロを登録することも可能
また、クイックアクセスツールバーには自作のマクロを登録することも可能です。登録方法を以下で紹介します。
① ファイル→オプション→クイックアクセスツールバー をクリックしてExcelのオプション画面から登録と同じ画面を開きます。左側の一覧上にあるコマンドの選択プルダウンからマクロをクリックします。
② Excelでマクロを作成している場合、左側の一覧にマクロが表示されます。通常の機能を追加する時と同様に、追加したいマクロを選択して、追加ボタンをクリック、そのあとにOKボタンをクリックすれば完了です!
このような手順で、アクセスツールバーに自分が良く使う機能を設定すれば、生産性が少しでも良くなると思います!
最後のマクロの作り方が分からないという方は、こちらの記事を合わせて読んでみてください!
