【複業のトリセツ:感想】副業することが当たり前の時代に

働き方改革の一環で「副業」解禁をする会社が、少しずつですが出てきていますね。(副業禁止の会社の方がはるかに多いですが…。)

ただ、「副業してもいいよ」と言われても、実際に副業を始められる人は多くないでしょう。

そこで、本書「複業のトリセツ」では、現在の副業環境について理解してもらい、実際に副業を始められるように具体例が書かれています。

 

そして、後々には「副業」から「複業」にしていくことが重要な考え方になるために「副業のトリセツ」ではなく「複業のトリセツ」というタイトルになっています。

本記事で紹介させてもらう書籍

副業が当たり前の時代になる理由

「副業」がなぜ必要になるのか?

それは、「これからの急激な時代の変化に対応するため」と著者は言っています。

具体的な時代の変化を次に示します。

日本経済は縮小していく

日本経済は、今後縮小していくことが考えられます。

理由を以下に示します。

  • 少子高齢化
  • スタグフレーション
  • 消費税10%
  • 異次元緩和による通貨供給量の増加
  • 東京オリンピック後の景気減退

現在でもすでに、非正規雇用者が多くなって給料が上がらない人が増えています。

それに加えて、社会保険料の増加やスタグフレーションによる実質賃金の低下、消費税の増加が予想されています。

つまり、給与は増えないけど、支出が増えそうだということ。

さらには、東京オリンピック後の景気減退で、今は好調な会社もどうなるか分からない状況。

考えただけでゾッとするような状況ですね…。

人生100年時代になる

「この人生100年時代になる」というのは、LIFE SHIFTに書いてあったことになります。(「複業のトリセツ」には記載されていません。)

 

2018年現在に若者である世代の平均寿命は、100歳になると言われています。

前の章で、日本経済が縮小していって、給与は増えないけど支出が増える状況になると説明しました。

その状況、もしかしたらさらに悪化しているかもしれない状況で、若者世代は100年生き続けるようになります。

今の時点で、100歳まで生きるなんて想像できませんよね…。金さん銀さんと同じくらいまで生きるのかと。

 

人生が100年になると、生き方が大きく変わります。

今までの生き方のモデルは以下のようでした。

  • 22歳:学ぶ
  • 65歳:1つの会社で働く(約45年間)
  • 65歳~:年金をもらって余暇を楽しむ

今の若者の祖父母や父母の世代では、このような人生を送っている人が多いのではないでしょうか?

 

しかし、若者の世代では、寿命が伸びることに加えて、年金がもらえるかも分からないですから、働く期間が伸びると考えられています。

例えば、80歳まで働くとして、今までの生き方にそのまま当てはめてみましょう。

  • 22歳:学ぶ
  • 80歳:1つの会社で働く(約60年間)
  • 80歳~:年金をもらって余暇を楽しむ

45年働き続けることもすごいと思うのに、さらに伸びて、60年間働き続けるとなると絶望感がありますよね

そもそも、会社自体も60年間存続するとは限りませんし、仕事の内容によっては年齢を重ねることで働けなくなる仕事もあるでしょう。

そのほか、AIによって仕事自体がなくなってしまうことも考えられます。

副業の種類

副業の種類ですが、これだけあります。

  • 時給型副業
  • 能力給型副業
  • 投資型副業
  • シェアリング・エコノミー型副業
  • 資格活用型副業
  • インターネット副業

時給型副業

アルバイトなど、時間単位でお金がもらえる副業のこと。

働いた時間だけ副業収入は増えるので、稼ぎたい収入が明確な場合にはやりやすい副業になると思います。

しかし、自分で時間を管理しないと、労働時間が伸びてしまうことが問題点としてあります。

能力給型副業

兼業や複業と呼ばれる働き方です。

例えば週3日は本業の会社の仕事をして、週2日は別な会社の仕事をするようなイメージです。

正直、本書を読んではじめて知った働き方だったのですが、サイボウズではすでに複業採用として社員を募集しています。

投資型副業

資産運用で収入を得ること。

不動産投資や株式投資、投資信託、FX、ロボットアドバイザーによる自動取引など、色々な種類の投資があります。

ただ、投資には資産が減少リスクがあるため、そこは注意が必要ですね。

僕はネット証券を使用して、積立NISAと株式投資をしています。

  • SBI証券:口座開設数が最も多いネット証券です。
  • マネックス証券:外国株の取り扱いが豊富なネット証券です。

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シェアリング・エコノミー型副業

民泊で有名なAirbnbなどが、シェアリング・エコノミー型副業の代表でしょう。

使用していない所有物を有効利用することで、収入を得る副業になります。

資格活用型副業

ファイナンシャルプランナーや宅建、ベビーシッターなど資格を有している人ができる副業ですね。

大枠では、時給型副業や能力給型副業になるのかなと思います。

インターネット副業

インターネットを使って収入を得る副業のこと。

ブログを使った広告収入、YouTubeなどの動画配信、メルカリやヤフオクなどでの中古品販売などがあります。

著者は、副業を始めるならインターネット副業から始めることをすすめていますので、次の章でその理由を説明します。

インターネット副業をすすめる理由

上記のように、副業の種類が紹介されていますが、本書ではインターネットでの副業をすすめています。

その理由として、次が上げられています。

金銭的なリスクが低い

インターネット副業の最大の利点として上げられるのは、金銭的なリスクを抑えて副業が始められることです。

失敗したときのダメージが大きいと、副業を始めることをためらってしまいますが、全然ダメージがなければ始めやすくなりますよね。(時間はかかってしまいますが、失敗が次の成功につながることもありますからね)

 

例えば、ブログを使って広告収入を得ようとする場合、インターネット環境さえあれば、そのほかは無料で副業を始めることが可能です。

ブログで収入を得る流れをざっくりと説明するとこんな感じです。

  1. 自分の紹介したい商品をブログで紹介する(広告を貼る)
  2. ブログを見た人が、広告経由で商品を購入する
  3. 広告元から紹介料をもらえる

はてなブログなどを利用すれば、無料でブログを作ることができるので、費用がかからずに副業を始めることができるわけです。

 

YouTubeも動画を録画して編集する機能さえ手に入れば、そのほかはお金がかかるところはありません。

今から副業の準備を始めよう

周りの人に副業やってるか聞いているのですが、「副業なんて他人事」と思っている人が多いというのが自分の感覚です。

ただ、副業が必要だと気がついている人は気づいていて、今から準備するかどうかが、今後大きな差になるのだと思います。

副業の種類はたくさんありますが、自分に合うものが分からない人は「インターネット副業」から始めてみましょう。

そして、副業が育ってきたら、複業にできるようにさらにできることを増やしていけたらいいですね。

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