
セミリタイアしたいと考えている人
30代で資産が3,000万円くらいでセミリタイアをしている人がいるけど、3,000万円で足りるのかな?
僕もセミリタイアしたいと考えているので、30代で3,000万円相当の資産でセミリタイアできるのか考えてみました。
目次
セミリタイア後の前提条件
セミリタイアした後の生活について、前提条件を決めておく必要がありますね。
今回は僕が考えた例で話を進めていこうと思います。
- 毎月必要なお金(税金・年金含む):16万円
- 労働時間:50時間以下
毎月必要なお金は最低16万円
毎月家計簿をつけている人なら、現在の生活費がどれくらいになるかわかりますね。
セミリタイアをしようとするならば、セミリタイア前から家計簿をつけることは必須です。
僕が今の生活水準を維持しようとすると、毎月必要なお金は最低16万円くらいになります。内訳は以下になります。
- 家賃 :6.0 万円
- 食費 :2.5 万円
- 日用品 :1.0 万円
- 通信費 :0.7 万円
- 水道・光熱費:1.0 万円
- 税金・年金 :6.0 万円
労働時間は50時間以下
せっかくセミリタイアするのですから、労働時間はできるだけ減らしたい。
しかし、全く社会とのつながりがなくなるのも、人としてダメになる危険性があります。
なので、働くけれどストレスにはならないラインとして、長くても50時間くらいかと考えています。50時間であれば、1日6時間労働を週2日くらいですからね。
東京の求人をみると、コンビニバイトでも時給1,000円ほどになっているので、労働から得る収入は毎月5万円ほどになる計算です。
プログラミングスキルを身につけて、単価の高い仕事をもらえるようになれば、さらに労働収入を上げることも可能ですね。
セミリタイア後の3,000万円の使い方
繰り返しになりますが、僕のセミリタイアの前提条件は、次のようになります。
- 毎月必要なお金16万円
- 労働収入5万円(労働時間50時間として)
と言うわけで、16万円 – 5万円 = 11万円を、資産3,000万円から作る必要があります。
11万円の作り方は、3,000万円を切り崩していくか、資産運用して利回りを得るかの2拓になるでしょう。
人生100年時代なので切り崩すのはリスクが高い
現在、日本の平均寿命が80歳くらいですが、今後はさらに伸びて100歳になるだろうと言われています(※LIFE SHIFTより)。
そのような時代になると、あと何年生きるかなんて誰もわかりませんよね。
平均寿命が60歳だと言われたら、30歳からあと30年くらいは生きるのかと思えばいいでしょう。
ただ、「100歳まで生きますよ。」なんて言われたら、30歳の人は後70年もあります。
3,000万円を100歳まで切り崩していこうと考えたら、1年に切り崩せるのは、3,000/70≒40万円になってしまいます。
1年間40万円と言うことは、1か月に3.3万円しか使えない計算です。
必要な11万円には程遠い計算になってしまいますね。
29歳でセミリタイア生活に入った、よよよさんは生活費だけだと約4万円で済んでいるみたいですが、それでも足りないですね。
また、年をとって働けなくなるほどに資産が減っていくのは、精神衛生的によくないと思います。
お金のことが気になってストレスがたまっては、せっかくのセミリタイア生活を有意義に送ることができなくなってしまいます。
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運用して利回りを得る
貯金を切り崩すのが厳しいとなれば、資産運用をして利回りを得ることが必要になります。
11万円必要な場合、3,000万円を年率3.7%(税引後)で運用すれば、資産を3,000万円から減ることなく生活することができます。
ただ、税引後で3.7%の利回りを得ようとすると、実際には税金の関係で4.7%の利益を出す必要があります(税率が20%かかるため)。
これは投資素人の自分にとってはかなり難易度が高そうです。
そうなると、現実的には税引前3%くらいで考えるのが妥当でしょうか。
税引前3%で考えると、毎月得られる利回りは6万円になります(以下参照)。
3,000万円 * 3% * 0.8(税金) = 72万円
72万円 / 12か月 = 6万円
僕はこれまでの投資経験から、分散しながらの長期投資のスタイルです。長期投資の場合、リスクは下がりますが、利回りの期待は下がると考えています。
資産3,000万円から毎月11万円の利回りを得ようとすると、多少リスクのある投資が必要になりそうです。
例えば、鈴さん(@semiritaia_suzu)のように資産運用の経験がある人は、長期投資よりも利益が出やすい方法を取った方がいいでしょう。
例えば、常に10%の利回りを得ることができる人であれば、3,000万円の資産があれば、年間240万円(税引後)を稼ぐことができます。
まだ、証券会社に口座を作っていない人は、手軽に開設できるネット証券がいいと思います。
資産3,000万円ではセミリタイアは厳しいかも
以上から、現状もし3,000万円の資産があったとしても、毎月5万円ほどお金が足りないため、セミリタイアすることは難しそうです…。
5 + 6 – 16 = -5
毎月5万円不足
- 労働収入5万円(労働時間50時間として)
- 利回り6万円(3,000万円を3%で運用したとして)
- 毎月必要なお金16万円
それでもなんとかセミリタイアしたいとなると、「固定費(家賃)を下げる」、または「副業収入を増やす」ですね。
固定費(家賃)を下げる
現在の支出で最も大きいのが家賃の6万円となっています。
部屋は最も長い時間を過ごすことになるので、あまり妥協したくないとの思いがあります。
しかし、よよよさんのブログを読んでいると、妥協しなくてもいい部屋に住める地域もあることがわかりました。
よよよさんは2018年現在、大分県杵築市に住んでいるらしいのですが、家賃は驚きの1万円とのことです。
実際に、インターネットで調べてみると、築浅でも2〜3万円代のアパートがゴロゴロしています。
例えば築年数10年の1K、部屋の広さ8畳、風呂トイレ別で、驚きの1.8万円(管理費込み)という物件もありました。
この物件にすれば、必要なお金が16万円から12万円まで下がるので、不足金額も1万円になります。
1万円くらいなら、ブログ収入でなんとかなる日も遠くないかもしれません。
副業収入を増やす
セミリタイアするまでに、ブログ収入で5万円稼げるようになれば不足金額を補えます。
2018年9月現在、ブログを始めて5か月ですがブログ収入はほぼ0です。
とりあえず100記事を目指しながらブログを継続していくしかないですね。
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